混浴の思い出

混浴と言うと男性にとっては憧れの的です。これが嫌だと言う男性はまずいないと思います。混浴なんて駄目だよねといっている方がいたらその方は仙人か嘘つきです。もしくはとっくに枯れているか。。。(暴言)

で、実際に混浴露天風呂に行って見知らぬ女性と混浴の体験をされた方は世間にはあんまりいないのではないかと想像します。私のHPに来ていただく方は例外が異常に多い気もしますが。(^_^;)
私もずっと混浴の経験はありませんでした。混浴とは「ちぇっ、女性がいたら良いのに」と舌打ちをするお約束の場所と思っていました。
そんな私が初めて混浴を体験したのは最近の温泉問題の口火を切った長野県の某温泉でした。テニスサークルのメンバーで安曇野の方に旅行に行き、とある旅館の温泉に入ったのですがそこは男女別の内湯が上にあって混浴の露天風呂に行くには階段を降りていくといったところです。
で、当然のごとく混浴に向かいました。そしたら先客の様子がおかしい。三日月形の露天風呂だったのですがみんな男湯側の階段の近くに固まっている。

???

理由はすぐに判りました。反対側に女性が入っていたのです。それも結構真ん中側。で、男性陣は近寄る事が出来ず端の方に固まっていました。そしてその緊張の渦に私も巻き込まれてシーン。
その女性が出て行ったときには明らかにみんなほっとしていました。皆予期せぬシチュエーションにパニックしていたんですね。(笑)

で、緊張がほぐれた後にテニスサークルのメンバーがつれて来ていたアメリカの女性が上の方から顔だけ出したので、"In Japan,Man & Woman always enter Onsen together.So come on" とか "You should enjoy Japanese Onsen style because you are now in Japan"とか色々と出鱈目な英語で呼びかけていたら本当にやってきたのです。これはびっくりしたのですが、今度は心の準備が出来ていたのか結構楽しめました。(笑)
何せ白濁のお湯で見えないと言う安心感もありました。日本人とアメリカ人とスリランカ人(男性)の国際色豊かな話でとても楽しかったのを覚えています。ちなみにその女性は私の目の前にバスタオルなしで入っていました。もちろんお湯は白濁で見えていませんし彼女が出るときには責任を持って男性人は後ろを向いてもらいました。(皆紳士でした。)

その後しばらく混浴の機会は無かったのですがバイク仲間のキャンプの時新穂高温泉に行く事になりました。ここには川べりにある混浴露天風呂があり、そこのお湯はとっても澄んで透明です。でも水着OKなので女性も入ってきます。で、昨晩一緒に飲んで騒いだ連中と温泉で語らいの続きをしていたらやはり一緒にキャンプをしていた女性が入ってきました。それも短いタオルを前にたらしただけで。で、お湯は凄く透き通っています。本人が大胆なのはいいのですが思わず顔を見合わせる男性陣。。。
「どうする?」「他人の振りしよう。」
で目を向けず知らない振りをしていたのですが私の横にいた別の男性のびっくりした顔とそれがでれっという顔に変わったのは良く覚えています。いえ、全くの他人だったら私もどうだったかわかりませんけどね。(^_^;)

ということで混浴で楽しめた事と言うのはあんまりありません。楽しかったのは国際色豊かだったときぐらいです。それも見えないから楽しめたのであって見えたらそうは行かなかったでしょうね。
それが判っていながらそれでも混浴に入ると女性がいないかと期待してしまうのはやはり男は馬鹿である証拠なのでしょう。本当に馬鹿です。いると困るのも判っているのにね。いや、実は困っていないのか。(^_^;)

ところで最近次のコラムを見つけました。
http://onsen.tea-nifty.com/column/takome.html
女性側の立場からの混浴論ってちょっと楽しみです。「○○なくせに」は反則だと思うけどね。